
勝ち点獲得に向けて、望みをつなぐ




令和7年度東都大学野球春季2部リーグ戦の第3週対拓殖大戦の第1戦と第2戦が4月29日と30日にかけて、大田スタジアムで行われた。第1戦はタイブレークの末に逆転負けを喫した駒大だったが、第2戦は終盤の拓大の追い上げを退けて勝利し、勝ち点獲得の可能性を第3戦につないだ。
スコアと戦評は以下の通り
第1戦 | ||||||||||||
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チーム/回 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 計 |
駒 大 | 0 | 0 | 1 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 |
拓 大 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 1× | 3 |
◆戦評
拓殖大との初戦の先発は、伴場柑太(営1)。今季ここまで無失点の伴場だったが、初回に先制点を許す。打線は3回表に1死一、二塁の好機を作ると③眞邉麗生(法2)が犠飛を放ち、序盤で同点に追いつく。
5回表、2個の死球から好機を作り、②鈴木塁(政3)がこの試合3本目となる安打で、逆転に成功する。その後は、再三のピンチを招くも細かい継投でしのぎ、逃げ切りを図る。
迎えた8回裏、好投していた5番手の田本聖貴(営3)が2死から死球を与え、満塁のピンチを背負うと痛恨の左前適時打を浴び、同点に。試合はタイブレークに突入した。
無死一、二塁から始まるタイブレークだが、駒大は走者を進められない。迎えた11回裏、この回からマウンドには平野渚(法1)が上がる。今季初登板となった平野は三振を1つ奪うも、左安を打たれサヨナラ負け。初戦を勝利で飾ることはできなかった。


第2戦 | ||||||||||
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チーム/回 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 |
拓 大 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 8 | 9 |
駒 大 | 10 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | × | 10 |
◆戦評
勝ち点獲得に向けて負けられない駒大は、スタメンを大きく入れ替えて臨んだ。その打線が初回から機能する。②鈴木塁(政3)が中安で出塁すると続く③渡邉旭(現4)が中前適時打を放ち、幸先よく先制。さらに好機を拡大すると4つの押し出し四球を選ぶなど、この回打者14人の猛攻で10点を挙げた。
投げては今季初登板の仲村竜(営4)は、毎回ランナーを背負いながらも要所を締め、7回1失点。仲村の好投も光り、大量リードを奪って終盤に入る。
9点差で迎えた最終回。2番手の鯉川晴輝(法2)がつかまり、3本の適時打を浴びるなど6失点。鯉川に代わった投手陣も失点を重ね、1点差まで迫られる。最後は5番手の本間葉琉(法3)がピンチを脱し、何とか逃げ切るも第3戦に向けて課題が残る結果となった。


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